〜くまのプーさん倶楽部〜
「なんにもしない」をする、それこそが、人間という生きものの、人生の極み
A・Aミルンの児童文学や、ディズニーで有名な「くまのプーさん」の言葉に「ボクは "なんにもしない" をしているんだよ」「"何もしない" は最高のなにかにつながるんだよ」というセリフがあるのをご存知ですか?一見物理的貧しさの中にいるように見える哲学者・樽のディオゲネスが、欲する物を何でも与えんと告げるアレキサンダー大王に向かい「日差しが遮られるから退いてくれ」と言ったように、ボクたちが生きる上で必要なものことは全て既に与えられていると思うのです。人間社会という表側に翻弄されることなく、ボクの内側に既にあり、都度湧き起こる声に従い、そこに在る「しあわせ」を、ただかみしめること。それこそが人間という生きものの、究極のしあわせのかたちだと、そう、思うのです。
しあわせ
ボクは旅先に出ても、
基本的にはあちらこちらに「観光」をしません。ホテルや旅館で、温泉や食事、その空間を、
ただ、味わうのです。
「暇を持て余しませんか」とよく訊かれますが、いいえ全く。
己の中に蓄積された、
たくさんの文学者と哲学者が居るが故、
たとえ独りでも、
決して飽きることがないのです。
生きることって
「不自由」という名の「自由」を愉しむこと、
だとボクは思っています。
神の創られたもうた世界は、
実に美しく、同時に残酷でもあったりします。
ですが、その両極を知る者こそが、
真の愛とよろこびを知る者と、
ボクはそう思うのです。
さあ、共に、神に与えられた生命を愉しみましょう!
にんげんって
とはいえど、人間という生きものは、
独りでは生きてはいけぬもの。
独りを味わうことができるからこそ、
こころの底から信用と信頼のできる仲間の価値
というものを、つくづく、感じるものです。
神の篩にかけられている昨今の世界で、
共に人生を愉しみ、
あゆんでくださる仲間とのご縁を楽しみにしています。